「絶対に怪しいと思った」“北海道の業者”名乗るしつこい勧誘電話…急増する“カニカニ詐欺”勝手に代引きで送り付け・中身スカスカの粗悪品も

年末年始の至福の瞬間が、詐欺の罠に変わろうとしています。今日、北海道の水産業者を名乗る“カニカニ詐欺”による不正勧誘電話が急増していることが報告され、多くの国民が警戒を強めています。この新たな手口は、あたかも本物のカニ商品を送り付けるかのような詐欺行為です。国民生活センターのデータによると、2021年度には相談件数が約5200件に達し、2025年度も11月までで2500件以上という衝撃の数字が浮かび上がっています。

関東在住のAさんは、12月2日、北海道のカニ業者を名乗る男性からのしつこい勧誘電話を体験しました。「今までお世話になりました」「良いカニですから必ず購入してください」など、非常に人懐っこく、心を掴むように話しかけてきたと言います。Aさんは何度も断りましたが、男は執拗にトークを続け、「これはあなたの人生で味わった中でベストのカニです」と前置きし、最終的には声を荒げて電話を切ったと振り返ります。

この電話の内容は恐ろしいものでした。勧誘者は「北海道からの送料・手数料・梱包料・代引き手数料、すべて無料」とさらなる誘惑の言葉を連ね、特別価格の1万9800円でカニを売りつけると告げましたが、その裏には悪質な意図が隠されていたのです。Aさんは不安になり、「カニ屋で買った記憶がないし、量も言われなかった」と訴えています。自分の名前や電話番号が知られていることに恐怖を感じたと語るAさん。この手口は、ますます巧妙化しているのです。

実際に発送されたカニは、支払った金額に見合わない粗悪品がほとんどで、身がスカスカの状態だったという被害者の声が相次いでいます。2022年には、覚えのない業者を名乗る勧誘電話を受けた男性も約1万2000円で購入した海産物詰め合わせが「お粗末だった」と苦情を訴えています。これらの実例は、詐欺の手口が年々巧妙になっていることを明示しています。

北海道の水産会社「北海道北釧水産」は、こうした詐欺行為に対して注意を呼びかけており、「カニカニ詐欺が流行っています。当店では営業電話を一切行っておりませんので、十分にご注意ください」とコメントしています。この警告は、業界全体に広がりを見せており、消費者を守るために多くの業者が顔を揃えて対応に追われています。

国民生活センターは、こうしたトラブルに遭遇した場合には、しっかりと拒否し、一方的に代引きで送り付けてきた商品は受け取らないよう、強く呼びかけています。不安や疑問を感じた場合は、すぐに専門機関に相談することが重要です。目の前で行われる巧妙な詐欺行為に対抗するためには、一人ひとりの注意と覚悟が必要不可欠です。家族や友人とも周知を図り、被害を未然に防ぐための対策を講じましょう。

全国各地で増加する“カニカニ詐欺”の波を受け、我々は今こそ目を覚まし、犯行の手口を知り、断固として立ち向かう必要があります。詐欺は決して他人事ではない。この警鐘を忘れず、一つ一つの電話に注意を払い、被害を未然に防ぎましょう。あなたの安全が、あなた自身の手にかかっています。