【釧路湿原周辺のメガソーラー建設問題】日本エコロジーが「土壌調査計画書」を”再提出”→北海道が受理→2026年1月に調査へ〈北海道釧路市〉

緊急速報!釧路湿原周辺でのメガソーラー建設計画に新たな進展がありました。事業者「日本エコロジー」が提出した土壌調査計画書が北海道によって受理され、来年1月には実際の調査が行われることが明らかになりました。この大規模なプロジェクトは、地域環境や公共の安全に多大な影響を与える可能性があり、市民の間で緊張が高まっています。

北海道は、12月1日にメールで届いた再提出の計画書を受理したと発表しました。この計画書は、来年1月に土壌調査を開始し、2月上旬にその結果をまとめる予定です。具体的な調査場所については、北海道の指導の下で確定されると、日本エコロジー側は説明しています。これにより、地域住民や環境保護団体の懸念がさらに強まることが予想されます。

日本エコロジーは、釧路市北斗において予定されているメガソーラー建設に関して、土壌汚染対策法に基づく計画書をタイムリーに提出することなく工事を開始し、これまでに25回以上も北海道からの行政指導を受けていました。問題が深刻化する中、北海道の加納孝之副知事は、11月13日に日本エコロジーの松井政憲社長に対し、土壌汚染調査計画書を1週間以内に再提出するよう直接指導。この指導が促されて計画書は11月20日に提出されましたが、内容が不十分であったため、再提出が必要となりました。

具体的には、その初回の計画書には以下のような不備がありました。調査開始日と終了日が不明瞭であったこと、調査請負業者との契約関係を証明する文書が欠如していたこと、さらには調査地点が具体的に示されていなかったことが指摘されました。これに対し、北海道の関係者は「計画書にこれほどの不備があるとは考えていなかった」とのコメントを寄せています。

環境省をはじめとする関係機関との協議のもと、北海道は、来年1月の調査に向けて日本エコロジーへの指導を強化するとしています。地域住民の中には、メガソーラー建設が周囲の自然環境や農業資源に与える影響を懸念する声が多く、事業に対して反発が強まっている状況です。

この問題は単なる土地利用の問題にとどまらず、地域社会の健康や安全、そして環境保護といった重要な要素が絡み合っています。日本エコロジーの工事継続に対する疑問の声は、このプロジェクトの重要性が増す中でより大きくなっていくでしょう。地域の住民や環境保護者は、自らの未来を守るために声を上げ続ける必要があります。

これからも釧路湿原周辺におけるメガソーラー建設問題の動向には目が離せません。調査結果が発表される2月上旬には、さらなる情報が明らかになることが期待されます。この問題がどのように進展するか、私たちは注視し続ける必要があります。報道を通じて、皆さんにもこの重要な問題に関心を持っていただきたいと思います。