# 「ロボットではありません」個人情報を狙う新手の詐欺が急増中!
【速報】特殊詐欺の被害が過去最悪の水準に達し、個人情報や金銭が狙われる新たな詐欺手口が急増しています。2023年の被害額は、警察官を名乗る詐欺やクリックフィックスと呼ばれる手口を通じて、驚くべき482億円に上っています。今、私たちの安全が脅かされています。 今回、関西テレビの記者が実際に体験した警察官を名乗る詐欺の手口が明らかになり、詐欺の巧妙さとその危険性を再認識させられています。記者が受けた電話では、「クレジットカード情報を管理する会社」を名乗る男から、24万円の未払いを指摘されました。恐怖心を煽る発言が続き、「福岡県警に相談することをおすすめします」と、すぐに警察官を名乗る者へと通話はつながったのです。 相手は、偽の警察官。彼は村田装束を身にまとい、「福岡県警捜査二課」のイノウエと名乗り、さらなる恐怖感を与えるように仕向けます。「個人情報漏洩に関する刑事事件です。取り調べが必要ですので、誰にも言わないでください。」と、恐怖で教育されるのです。こうした圧迫的な手口により、今年の被害額は482億円を超えており、増加傾向には歯止めがかからない状況です。 次に現れたのは、「勝手に送金QRコード詐欺」です。QRコードが日常生活で頻繁に使用されることから、こうした詐欺が急増しています。京王電鉄の広告に貼られた「偽QRコード」のシールが無数の人々を通じて拡散し、正体不明なページに誘導される事案が発生。ある男性は、「ネットショッピングで返金コードをQRコードで送られ、9万9980円が勝手に送金されてしまった」と訴えています。 このように、もはや一緒に生活する QR コードが詐欺の温床になりつつあり、目を光らせる必要があります。特に、若者や高齢者が被害に遭いやすい傾向も見られ、社会全体に深刻な問題を抱えている状況です。警察や専門機関からのさらなる啓発と対策が求められています。 また、特に注意が必要なのは「クリックフィックス」と呼ばれる新しい手口です。これはセキュリティ認証としてよく見かける「私はロボットではありません」といった画面が悪用され、指示を誤って実行することによって、コンピュータがウイルスに感染するというものです。指示に従ったユーザーは、自らの手で悪意あるプログラムをインストールしてしまい、自分の個人情報やクレジットカード情報が簡単に奪われる危険にさらされています。 「偽のセキュリティ認証」を信じ込み、PCに作業をさせることで、ユーザー自身が扉を開けてしまうのです。サイバーセキュリティ専門家は、「こうした手口を知ることが最も重要な防護策です」と警鐘を鳴らしています。 今回の取材を通じて、私たちに身近なテクノロジーが新たな詐欺のツールとして利用される危険性が浮き彫りになりました。特に、ネットワーク関連の操作やQRコード、警察官を名乗る者からの電話には、十分な警戒が必要です。私たちは、こうした被害に遭わないために最新の知識を身につけ、自己防衛の意識を強化する必要があります。 「ロボットではありません」という言葉は、ただの認証ではなく、私たちの生活に影響を与える新しい脅威の象徴となりつつあります。この瞬間にも新たな詐欺が生まれ、私たちが無防備であるならば、被害は増え続ける一方です。警察や専門機関と連携し、身を守るための行動を今すぐにでも開始しなければなりません!
